私の彼は御主人様

『そうか…なるほど』


魔王様は一人で頷いている。


『皇さんっ!』


今度は優さんが魔王様に詰め寄った。


『律…ルージュは確かにお前に一緒に来い、と言ったのか? 良く思い出せ』


記憶を必死に手繰り寄せる。


魔王様が言わなくてもきっと大切な事なんだと分かった。