私の彼は御主人様

学校帰り、あたしはノワールに初めて会った公園に行く事を提案した。


なぜだかあの夢が気になって仕方がなかったから。


『初めて会った時の事覚えてる?いきなり後ろにいるんだもん、びっくりしたよ』


『律はめそめそ泣いていたな? 』


『ちょっとだよ』


『可愛らしかったぞ』


ノワールが口の端をきゅっと吊り上げて笑った。