私の彼は御主人様

『来たか、律』


ノワールが笑った。


始めは冷たいと思っていたグレーの瞳。


優しくあたしを見詰める。

ああ。そうだったのか。


やっと分かった。


血をあげたのは。


恩人だからじゃない。


あたし。


この人の事。


すごく。


好きなんだ。