「ねぇ、知ってる?」

「なにが?」

「この学校の生徒じゃない人が校舎の中をさまよってるって噂…」

「えぇ~!それって幽霊?」

「実在するらしいけど誰も二度目は見たことないんだってー!」

「不思議ー、あ、見たことないって言ったら隣のクラスのー…」

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へー…私、幽霊みたいな扱いされてるんだ

ボーッと二人の女子生徒の話を盗み聞きながら寝そべる

二人の女子生徒は私の真下のベンチで昼食を食べていた

まさか、木の上にいるなんて気づかないよね…