◇ お母さんは結局見つからず ケータイに電話をかけたが 電源が入っていなかった。 仕方なく、1Fへ戻ろうと 体育館と校舎を繋ぐ渡り廊下を歩く。 「あっ!!優子ちゃんじゃね!?」 後ろから名前を言われて振り向く。 そこには──… 「やっぱり!やっほーっ!」 「どうも。ゴメンねこいつ。」 「……どうも。」 ジャラ男とチャラ男…… 否、誠斗先輩と祥先輩だった。