過激な夏の扉/その9
ケイコ
さて…、そうなると、もう一方の走り部隊の方だよな…
「…走りはドッグスも抜けたし、今は空白だ。だが、時期大人数になるだろう。向こうサイドのレディーキャビネットの枠組みが形造られれば、こっちにも大挙して入隊申し出者が出る。何と言っても、旧態依然の姿勢はおのずと崩れたんだ。敷居はどっと下がってるよ、もうな。きっとバイク乗ったことのない者もいっぱい来るぞ(苦笑)」
南玉を再生する前に、赤い狂犬はまず自らが生まれ変わった…
私はそう実感したよ
...
でも…
火の玉川原を終えた後のあの夜、この人と語り合って、何となく察したことは今も胸に秘めてる
それは本郷麻衣…
アイツとの最終決着の結果によって、荒子さんは決断する気だ
本郷め!
私からも指摘させてもらうぞ
しっかりケジメつけろよ!
そして、今度は堂々と来い!
まあ、こういうところになる…
そして、ヤツと私の今後もそれで決する
相馬さんと交わした約束を伴った上で…
...
そう、あの過酷な約束、誓約…
後悔していないと言ったらうそになる
私は汚れることを自分の意志で決めた
なぜそうしたかは、はっきり断言できないが、麻衣とはもっと先に行ってみたかった
漠然とだが、たぶんそこに行き着くと思う
この私があの川原での一対一の戦いでは、ヤツを殺すまでやってやるところまで気持ちが達していたから…
それは本気だったから…
...
「ケイちゃん…、本郷は私がここから出たら、すぐに挑んでくると思う。後はそれ次第ということになる。いいか?」
「はい。…総長、私の気持ちとしては決して妥協しないで欲しいです。ヤツの犯した蛮行は絶対に許されないことです。刑事事件にしないんであれば、それなりの報復は必須です」
総長には、あえて強くそう求めた
「わかった。今の言葉、よく胸に刻んでおこう」
荒子総長は力強くそう答えてくれた
ケイコ
さて…、そうなると、もう一方の走り部隊の方だよな…
「…走りはドッグスも抜けたし、今は空白だ。だが、時期大人数になるだろう。向こうサイドのレディーキャビネットの枠組みが形造られれば、こっちにも大挙して入隊申し出者が出る。何と言っても、旧態依然の姿勢はおのずと崩れたんだ。敷居はどっと下がってるよ、もうな。きっとバイク乗ったことのない者もいっぱい来るぞ(苦笑)」
南玉を再生する前に、赤い狂犬はまず自らが生まれ変わった…
私はそう実感したよ
...
でも…
火の玉川原を終えた後のあの夜、この人と語り合って、何となく察したことは今も胸に秘めてる
それは本郷麻衣…
アイツとの最終決着の結果によって、荒子さんは決断する気だ
本郷め!
私からも指摘させてもらうぞ
しっかりケジメつけろよ!
そして、今度は堂々と来い!
まあ、こういうところになる…
そして、ヤツと私の今後もそれで決する
相馬さんと交わした約束を伴った上で…
...
そう、あの過酷な約束、誓約…
後悔していないと言ったらうそになる
私は汚れることを自分の意志で決めた
なぜそうしたかは、はっきり断言できないが、麻衣とはもっと先に行ってみたかった
漠然とだが、たぶんそこに行き着くと思う
この私があの川原での一対一の戦いでは、ヤツを殺すまでやってやるところまで気持ちが達していたから…
それは本気だったから…
...
「ケイちゃん…、本郷は私がここから出たら、すぐに挑んでくると思う。後はそれ次第ということになる。いいか?」
「はい。…総長、私の気持ちとしては決して妥協しないで欲しいです。ヤツの犯した蛮行は絶対に許されないことです。刑事事件にしないんであれば、それなりの報復は必須です」
総長には、あえて強くそう求めた
「わかった。今の言葉、よく胸に刻んでおこう」
荒子総長は力強くそう答えてくれた



