過激な夏の扉/その6
ケイコ
夕方、部活を終えた後、私は相模浦南病院に向かった
来週には退院の見通しが立った荒子さんに呼ばれ、今後に向けた話し合いを持つんだ…
今頃は多美と恵川先輩が、荒子さんと会っているはずなので、その後で私ということのようだ
病院の3階に着いた…
私はロビーの一番奥、窓側の席に座った
...
うーん、思い出すなあ…
この私もこの春、ここに入院してたんだよな
あの時、お見舞いに来てくれた亜咲さんも紅子さんも遠くに引っ越しちゃったし、わずかな期間なのに、あれからいろんなことがあったわ…
テツヤとの事、夏の大会で地区2位に入ったこと、そして今回このような事態に至り、私はついに南玉連合に加わることになった…
更にこの後も、激動のひと夏が私を待ち受けているんだろうな…
何となく予感はしていたけど…
そんなことに思いふけっていたら、私を呼ぶ声が届いたぞ
...
「おけいー!」
多美を先頭に恵川さんもこっちに歩いてくる…
「おお、多美…。終わったのかい?」
「はは、お疲れ様。今、恵川先輩と私は済んだから、そこの正面の部屋に来てくれってことだよ」
「横田さん!先日はいろいろありがとうね。はは…」
「先輩…、先だっては、大変お世話になりました。あのう…」
「ああ、聞いてるよ。よくぞ、こんな大変な時期に南玉に入ってくれたわね。まあ、ひとつよろしく頼むわ」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いいたします…」
恵川さんは満面笑みだ…
どうやら、総長の荒子さんとは”話”が付いたみたいだな
横で多美もニコニコしてるし…
「じゃあ、私も行ってまいります」
私は荒子さんのいる病室に向かった
ケイコ
夕方、部活を終えた後、私は相模浦南病院に向かった
来週には退院の見通しが立った荒子さんに呼ばれ、今後に向けた話し合いを持つんだ…
今頃は多美と恵川先輩が、荒子さんと会っているはずなので、その後で私ということのようだ
病院の3階に着いた…
私はロビーの一番奥、窓側の席に座った
...
うーん、思い出すなあ…
この私もこの春、ここに入院してたんだよな
あの時、お見舞いに来てくれた亜咲さんも紅子さんも遠くに引っ越しちゃったし、わずかな期間なのに、あれからいろんなことがあったわ…
テツヤとの事、夏の大会で地区2位に入ったこと、そして今回このような事態に至り、私はついに南玉連合に加わることになった…
更にこの後も、激動のひと夏が私を待ち受けているんだろうな…
何となく予感はしていたけど…
そんなことに思いふけっていたら、私を呼ぶ声が届いたぞ
...
「おけいー!」
多美を先頭に恵川さんもこっちに歩いてくる…
「おお、多美…。終わったのかい?」
「はは、お疲れ様。今、恵川先輩と私は済んだから、そこの正面の部屋に来てくれってことだよ」
「横田さん!先日はいろいろありがとうね。はは…」
「先輩…、先だっては、大変お世話になりました。あのう…」
「ああ、聞いてるよ。よくぞ、こんな大変な時期に南玉に入ってくれたわね。まあ、ひとつよろしく頼むわ」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いいたします…」
恵川さんは満面笑みだ…
どうやら、総長の荒子さんとは”話”が付いたみたいだな
横で多美もニコニコしてるし…
「じゃあ、私も行ってまいります」
私は荒子さんのいる病室に向かった



