◆以降は2016年に(他サイトにて)連載していた際の後書きです。



 この度は突然の新作にも拘らず、お越しくださいまして誠に有難うございました☆

 まさか自分がリクガメを題材にした小説を手掛けることになりますとは・・・!

 それも自分の境遇にかなり近い物語・・・さすがに涙なくしては書くことが出来ませんでした。。。

 それでも書き上げた瞬間、私ももうメソメソしているばかりではいけないなぁと、心改められた良い創作時間でありました*

 これを機に私も一歩ずつ、有意義な時間を過ごしてまいりたいと思います!



 今作の中には幾つか、自分にとって想い出深いキーワードが散りばめられています。

 まずは「ケヅメリクガメ」、只今我が家で暮らしているのは「ギリシャリクガメ」でありますが、元々最初に飼いましたのは「ケヅメリクガメ」でした。

 そしてその一匹目「初代モシモシ」が亡くなった日、その子の為にお供えする花を買いに出掛けた際、ラジオから流れていたのが「ハナミズキ」でした。

 この曲には「君と好きな人が 百年続きますように」という歌詞があります。

 ケヅメリクガメは百年生きられるカメですから、この時の私はその唄に亡くなった子を重ねて、運転しながら号泣せずにはおられず・・・それ以来「ハナミズキ」は泣かずには聴けない曲となりました。



 そして今作でこはくが亡くなった理由の「腎不全」は、「初代モシモシ」と「モシモシ2号」を亡くした病気であります。

 図らずも腎不全で一匹目を亡くした私ですから、もう二度と・・・と思っていた私には、昨年の「モシモシ2号」に告げられた病名は、本当に衝撃的な出来事でした。

 そんな「モシモシ2号」を亡くした際、ツイッターで「虹の橋」の物語を教えてくださり、元気づけて下さったフォロワー様がいらっしゃいました。

 「初代モシモシ」も「ハイハイ2号」も「モシモシ2号」も、その虹の橋の向こうで、楽しく暮らしていてくれたらと願います。