「でも、おかげで気が楽になった」
ひとしきり笑った後、安心したような表情をしながら疾風が言う。
そして、こたつの近くに置いてある小さめの本棚から、数冊の雑誌や単行本を次々と取り出した。
更にベッドの上に無造作に置かれた本もどんどん重ねていく。
中には付箋が細かく貼ってあったり、インターネットから印刷したような、A4の紙が挟まっているものもあった。
これってやっぱり男の子のロマンを……
「……違うから」
「はい」
すっかり考えを見抜かれたあたしは、再び苦笑いをしながらその中の一冊をパラパラとめくる。
「え――……?」

