キラキラと期待に満ちた瞳で朱音を見つめる。
一度は諦めたあたしだったけど、今は藁<ﾜﾗ>にもすがる思いだ。
すると、朱音はニマッと笑い恐ろしい言葉を放つ。
「……成功報酬は？」
「……」
やっぱりこんな奴、親友じゃないっ！！
それでもいくつか候補を出しすと、朱音は迷った末にその中から『高級ステーキ満腹コース』を選んだ。
ほんっとにもう、食い気だけは人の倍あるんだから。
「但し！あくまでも成功したら、だからね！」
念を押すように言うと、朱音は再びニンマリと笑う。
「ノープロブレム！
いーい？和華――――……」
