いつまでも笑ってる朱音がムカつく。


でも占いでは『良い答えが見つかる』って言ってたもん。

悔しいけど、ここは下手に出なきゃ。



「ねぇ、朱音?」

「んー?」

「何かいい方法とかない?
あたし、どうすればいいかな?」


すると朱音は少し驚いたような目をして言った。


「何?本気で聞いてたの?」

「……当たり前でしょ」


……それくらいわかってよ。

何が悲しくて、こんな恥ずかしいこと言ってると思ってるわけ?!


ホントに、夜も眠れないくらい切実な悩みなんだから。