「俺は小さい頃から南月を好きだったんだ。関係が崩れるのを怖がってたのは、俺の方だよ。
だから今まで想いを告げなかったんだ。
なのに……急に現れたヤツに、南月のことを連れていかれるなんて、考えたくもない。
南月はずっと、俺だけの南月だから」
「ッ!」
学校にいる女子という女子から「イケメン」と呼ばれて、騒がれている理央が――
こんなに一途に私のことを思ってくれている。
そう思うと、足元からゾクゾクと何かが沸き上がってきた。
それはきっと、理央を思う気持ち。
私、やっぱり理央が大好き。
こんな私の事を、小さい頃から思って、追いかけてくれる理央が大好きだよ。
「理央、ごめん。私……近道しようとしたの」
「近道?」
だから今まで想いを告げなかったんだ。
なのに……急に現れたヤツに、南月のことを連れていかれるなんて、考えたくもない。
南月はずっと、俺だけの南月だから」
「ッ!」
学校にいる女子という女子から「イケメン」と呼ばれて、騒がれている理央が――
こんなに一途に私のことを思ってくれている。
そう思うと、足元からゾクゾクと何かが沸き上がってきた。
それはきっと、理央を思う気持ち。
私、やっぱり理央が大好き。
こんな私の事を、小さい頃から思って、追いかけてくれる理央が大好きだよ。
「理央、ごめん。私……近道しようとしたの」
「近道?」



