「いや、そこそこどころじゃなく、どえらく高くていらっしゃる……」

「で、男だし?男目線ならではのアドバイスが出来ると思う!」

「(男!!)」


確かに!(失礼だけど)ちょうどいいかもしれない!


男の子とのスキンシップに慣れてたら、必然と理央との距離も縮まるはずだよね!


「よろしくお願いします!!」

「おーよ!」


ガシッと、力強く握手をした私たち。


「さっそく練習してみよう」と佐竹くんがいうので、あれよあれよという間に、私たちは教室を後にした。


「がんばるぞ」と顔が赤くなるまで意気込んだ私を、理央が見ていたとも知らずに――





「で、どんな風に対人関係を上げてこーか?」