溺愛幼なじみは甘くて強引

「っ!」


「ココ」と言った時、自分の心臓をトントンと叩いた。すると、何故か理央の目付きが変わっていって……。


「ホック、まだ付けてなかったよね」

「あっ」

「良ければ、また俺につけさせて?」

「……っ」


瞬間、理央が何を企んでいるか分かってしまった。

さっき三人が来る前の、あの雰囲気を再現しようとしてるんだ。


「ま、待って理央。ほら、また誰かきちゃ行けないし、ね?」

「じゃあ、少しだけ……」

「――あ、理央〜!」


私の制止をスルーして、理央は私の背中にキスをする。ツツツと、背中を指でなぞりながら。

そして、甘い言葉を囁くのだ。


「南月、大好きだよ」

「〜っ、わ、私も」

「ふふ」


私を見て「愛しくてたまらない」笑みを浮かべる、カッコイイ理央。


そんな彼は、私を溺愛する幼なじみ。

そして今日から――

たまに強引な、私の彼氏になりました。




『溺愛幼なじみは甘くて強引』


【 fin 】