そして箱の中はあっという間に
空となった。
その小さな体のどこにあれだけの
どら焼きが入るのだろうと
驚いてしまう。
「美味しかったです。
ありがとうございます」
依子さんは満足げに微笑んだ。
「いえ、喜んでもらえて良かったですよ。
それより、仕事大変そうですけど大丈夫ですか?」
「あっ、はい。ご心配して頂いてありがとうございます。でも、仕事自体は好きなので大丈夫です。まあ、流石に残業続くと体が悲鳴を上げてきますけど」
依子さんは苦笑いしながら、自分の肩をトントンと叩く仕草をしてみせた。
「新入社員の頃の依子さんはいつも泣き腫らした顔して仕事してたのに、今ではもう頼もしくなりましたね」
「ハハッ。そんな頃もありましたね。
今では鍛えられて神経も図太くなりましたから。
もう、恥ずかしいので忘れてください」
そう言って依子さんは照れ臭そうに顔を隠す。僕はその様子を微笑ましく見つめる。
恥ずかしがらなくても、泣き腫らした顔で唇を噛みしめて頑張る依子さんは、僕の中ではとてもかっこ良かったのに..。
「依子さんはお付き合いされている人とかいるんですか?」
僕は何気なくした質問に依子さんは
「はい」と少し照れ臭そうに返した。
その瞬間、僕の心臓にズキンと痛みが走った。
空となった。
その小さな体のどこにあれだけの
どら焼きが入るのだろうと
驚いてしまう。
「美味しかったです。
ありがとうございます」
依子さんは満足げに微笑んだ。
「いえ、喜んでもらえて良かったですよ。
それより、仕事大変そうですけど大丈夫ですか?」
「あっ、はい。ご心配して頂いてありがとうございます。でも、仕事自体は好きなので大丈夫です。まあ、流石に残業続くと体が悲鳴を上げてきますけど」
依子さんは苦笑いしながら、自分の肩をトントンと叩く仕草をしてみせた。
「新入社員の頃の依子さんはいつも泣き腫らした顔して仕事してたのに、今ではもう頼もしくなりましたね」
「ハハッ。そんな頃もありましたね。
今では鍛えられて神経も図太くなりましたから。
もう、恥ずかしいので忘れてください」
そう言って依子さんは照れ臭そうに顔を隠す。僕はその様子を微笑ましく見つめる。
恥ずかしがらなくても、泣き腫らした顔で唇を噛みしめて頑張る依子さんは、僕の中ではとてもかっこ良かったのに..。
「依子さんはお付き合いされている人とかいるんですか?」
僕は何気なくした質問に依子さんは
「はい」と少し照れ臭そうに返した。
その瞬間、僕の心臓にズキンと痛みが走った。



