締め付けが無くなった胸を
すかさず大地の大きな手が包み込む。

「あっ...」

大地が触れる度に、私は反応するかのように、声が口からこぼれて恥ずかしくなる。


「気持ちいいの?」


「そんなこと聞かないでよ......」


今の私の顔は、茹でタコのように真っ赤に違いない。


「いつもこんなに素直なら可愛いのに」


そんな私の顔を見て大地は嬉しそうに呟いた。


そして、恥じらっている私のパジャマのズボンとパンツを同時に剥ぎ取った。

「ちょっと...」

いきなり全裸にされ、顔を赤くしながら
体を隠す私に大地は嬉しそうに微笑むと
反抗出来ないように再びキスで唇を塞いだ。

まるで恋人のような甘いキスに、私の羞恥心も次第に和らいでいく。


それどころか、もっともっとというように次第に自分から舌を絡めた。


優しいキスに、頭が真っ白になるほど体を駆け巡る官能。


これが恋人同士だったら、どれだけ幸せなのだろう。



そして、生意気な態度とは反対に思いのほか、優しく抱いた大地は力尽きたように
ドサッと私の上に覆い被さってきた。

ハァハァと私の上で肩で息をする大地に
思わずヨシヨシと背中をさすった。

「バカっ...可愛いことするなよ...」

「えっ..?」

大地は体を起こすと
再び私の中で大きくなったものを
引き抜いて避妊具を外すと
ゴミ箱に放り投げた。


そしてニヤリと不適な笑みを浮かべた。


「もう3回戦はいけるかな」


そう言って大地は避妊具を箱からもう一つ
取り出して包みを口で開けたのだ。


「えぇーーー!?ムリっ」


すでにクタクタの私は奇声をあげるが
そんなことはお構い無しの大地は
再び覆い被さってきた。

こうして私の長いイブの夜は更けていった。