「そそそ……それはちょっと……」
机に向かって座っている私。
アタフタと髪が揺れてしまうのは、恥ずかしさに耐えられないせい。
でも黒岩くんは、心臓が落ち着かない私なんてお構いなし。
私の左側にある椅子の背もたれに手をかけると
クルっ!
椅子を半回転させた。
私の背中が、机の天板の際にぶつかっている。
見上げると、私の目の前には黒岩くんが立っていて
なぜか苦しそうな表情を浮かべていて
戸惑いの瞳で、私は黒岩くんを見つめ続けてしまう。
私の左腕に触れている椅子の背もたれに、黒岩くんが片手を置いた。
反対の手は、私のななめ後ろにある机の角に。
この状態って……



