私は写真盾を手に取り、顔に近づけてみた。
「いいなぁ~、この子」
ぼやきが、口から洩れてしまう。
だってだって……
「黒岩くんがここに座るたびに、黒岩くんの瞳に写るんだよね。羨ましいなぁ~」
……って。
私、何を勝手に写真盾を触ってるの?
ダメだよ。
黒岩くんに、許可をとったわけでもないのに。
「嫉妬してくれてるの?」
ひぃあ?
くくく……黒岩くん?
「由乃、マジで可愛い」
いつの間に、私の背後に?
「かかか…、、、勝手に写真見てごめんね。元に戻しておくからっ」
はい、戻しました。
すみませんでした。



