私が……甘える?
黒岩くんに?
無理無理無理です!
ハードル高すぎです!
「俺に触んな!」
黒岩くんが、お母さんの腕を振り払った。
「由乃ちゃん以外に触れられたくないんだよね~ 思春期&青春だねぇ~」
お母さんは嬉しそうに、ニヤニヤニヤ。
「由乃ちゃんは今日も、お弁当を買いに来てくれたのよね?」
そうでした。
ハプニングがありすぎて忘れていました。
「鳥から&ハンバーグ弁当1つと、ナスと鶏肉のみぞれ和え弁当を2つお願いします」
「いつものって言ってくれれば、通じるのに。じゃあ二人で、潤の部屋で待ってて」
……えっ?
黒岩くんの、お部屋ですか?
「ナスきれちゃってて。今から買いに行ってくるから。お弁当ができあがったら、大声で知らせるからね」
我が家の夕飯のために、わざわざスーパーに?
それは申しわけなさすぎです。



