「ヒントは、シャトル」 シャトルって…… 「バドミントンの羽のこと?」 「俺は由乃がいなかったら、バドミントンを続けていなかった」 「……そう……なの?」 「あの時の由乃の笑顔をもう一度見たいと思ったから、俺はプロのバドミントン選手になる夢を持ったんだ」 ふぇ? あの時? 「由乃にずっとそばにいて欲しい。勝利の女神として、永遠に俺の隣で微笑んでいて欲しい」 「……」 「だから俺と、付き合ってください」