沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません



桃園くんは、まだ何かを話そうとしてたみたい。

でも……


同じクラスの奈々ちゃんがやってきて



「ねぇねぇ、桃っちの傘っておっきいの?」



腕に抱き着かれたせいか



「えっと……」



桃園君は、驚いたように口を閉じちゃった。




「ももっち、私を駅まで送ってよ~ 傘持ってこなかったんだ~」



奈々ちゃんは私に、ウインクを飛ばしている。




ひぃあぁぁぁ~


これは恋する乙女の顔だぁ。

奈々ちゃん、ほんとに可愛い~~~。



実は私、お友達の恋を応援するのが大好きなんです。

だから無性に、おせっかいを焼きたくなっちゃった。



わかったよ。

奈々ちゃん、私に任せて。


二人だけで帰る『胸キュンな雨シチュ』、作ってあげるね。