沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません



「私さ中学の時に荒れまくってて、高校に通うつもりなかったんだよ。人間嫌いで、友達なんてウザいって毛嫌いしてて」



そうだったの?



「でも高校入試の日、由乃が初対面の私に微笑んでくれたじゃん? 同じ高校に通えたらいいねって」


「筆記試験が始まる前に、私が落とした消しゴムを茜ちゃんが拾ってくれた時だよね?」


「受験が終わってからも、あの時の由乃の笑顔が頭から離れなくて。いつの間にか待ちわびてたんだ。高校に入学して、由乃に再開する日を」


「……茜ちゃん」


「由乃に出会わなかったら、私は今、高校なんて行ってない。人間なんてみんなイヤな奴ってレッテルをはって、誰も信じないで一人で強がって生きていたんだと思う。だから由乃は、私にとって特別な存在なんだよ。唯一無二の親友なんだよ」



そんな風に思ってくれていたんだ。