「由乃ちゃん、本当にごめんね。わかってるよ。謝ったくらいじゃ許してもらえないってこと。でもね、私は思ってるから。また由乃ちゃんと、たわいもないおしゃべりができるようになったらいいなって」
そんな風に思ってくれていたんだ。
嬉しいよ。
嬉しすぎだよ。
やっぱり夏希ちゃんは、友達思いの優しい人だよ。
「私とのおしゃべりに時間を使ってたら、みんなに文句言われちゃうね。こっちは待ってるんだけど、まだ?って」と、冗談っぽく舌を出した夏希ちゃん。
部屋の奥のウォークインクローゼットに入ると、両手に何かを抱えて戻ってきた。
「ヘアメイクも完成したし。由乃ちゃん、これを着て」
スカート部分がレースでフリフリしている、この真っ白なドレスは……
「由乃ちゃんのお父さんに託されちゃった。娘にはこれを着て欲しい。由乃ちゃんのお母さんが、結婚式に着たドレスだからって」
私のお母さんの?



