俺の左の薬指。
将来を共に歩む最愛の人と、お揃いの指輪をはめるこの場所。
由乃が結んでくれたリボン結びの赤い糸が、陣取っている。
そっか、そっか。
俺は怖くなっていたんだ。
由乃がいつか、俺以外の男を好きになったらどうしようと。
でも今、由乃が俺に教えてくれた。
宝物を失う未来を、怖がるのは無意味だと。
運命の赤い糸?
そんなもの、結ばれていなくてもいい。
縁結びの神様に『あなたたちは運命の相手です』と、認められなくてもいい。
由乃の心が俺から離れそうになったら、俺がつかみに行く。
俺たちの縁が切れそうになったら、俺が必死につなぎとめてやる。
神様任せの恋愛はしない!
情熱的な愛の炎柱は、俺の努力で、一生、燃えたぎらせてみせる!



