「……黒岩くん///」
「俺は赤い糸なんかに惑わされない。縁結びの神様が決めた相手? そんなのどうでもいい。自分が一緒にいたいと思える相手を、俺は一生かけて溺愛しつくしてみせる」
「……」
「俺にとっての勝利の女神も運命の相手も、由乃なんだ。だからずっと俺の側にいて」
「……本当に私でいいの?」
「どちらかが人生の終わりを迎えるその瞬間。来世でも俺と一緒にいたいと思ってもらえるように、由乃を俺の恋沼にひきづりこんで、幸せに浸れる甘いセリフを浴びせ続けてみせるから」
「甘いセリフ?」
「だって由乃、甘々な言葉で迫られるシチュに、キュンキュンするだろ?」
「ななな…、なんでそう思うの?」
「図書室で俺が借りた小説。ヒロインが甘い言葉で攻められまくってたから」



