沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません



試合再開!



急に恥ずかしさがこみあげてきて、私は慌てて椅子に座ったんだけど……

そこからは試合の流れが一変。



戦法を変えたのか、その男の子はスマッシュをあまり打たなくなって。


守って、守って。

甘い球が飛んで来たら、得意のスマッシュ攻撃。



2セット目を、その男の子が取って。

追い風に乗って3セット目も勝利。

大逆転をおさめたのでした。




目の前で起きた奇跡に、感動しすぎてしまった私。


コートの上から私の方にラケットを振り上げ、勝利を喜ぶ男の子に



「優勝、おめでとう~」



ぴょんぴょん飛び跳ねながら、2階の応援席から両手を振り返しちゃった。



そのすぐ後にスタッフさんに呼ばれ

お父さんと卓球ルームにこもっちゃったから、それっきりだったんだけど……