クリアな窓ガラスから、夕焼け色の光が部屋に入り込んでくる。
部屋に明るさが戻ったのが5日ぶり。
まぶしくて、私は目を細めてしまう。
「フフフ。そういうことね」
窓枠に手をつく茜ちゃんは、ヤンチャ顔で笑うと
「由乃、見てごらん」
私に手招きをして、ベランダの床を指さした。
ベランダの窓の前に進んでみる。
あれ?
ベランダに何かが落ちている。
同じものが10個以上。
これって……
バドミントンのシャトルだ!!
お弁当袋の中に入っていたものと、全く同じ。
コルクと羽の間には、赤い毛糸がグルグルと巻かれている。
「ベランダばっかり見ていると、あいつ怒り出しちゃうよ。由乃の瞳に俺をうつせ!って」
「あいつ?」



