「虫かな?」
「それにしては、一定のリズムで音がしてるよね?」
怖い、怖い。
ついに私の部屋が、呪われちゃったのかも。
カーテン閉めまくり生活5日目。
そろそろ陽の光を家の中に入れろ!
魔王様が怒りだしたとか?
未だ鳴りやまない、コンコンという音。
たまに強めに「バコン!」と窓がきしみ、私と友梨佳ちゃんは肩をぶつけ合いながら震えている。
「なんなのよ、この怪奇現象は!」
恐怖よりイライラの方が強い茜ちゃん。
「まったくもう」と言いながら立ち上がると
「カーテン開けるからね!」
厚手のカーテンとレースカーテンを一緒に、ガガガ―と引っ張った。



