沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません



「自分が関わると由乃ちゃんが不幸になるから、距離を置いた方がいいのかもって、黒岩君は落ち込みまくってるんだって。バド部の男子が教えてくれたの」


「友梨佳ちゃん、ほんと?」


「教室でも、ボーっと外見てばっかりだしね」



「私……黒岩くんを好きなままでいいのかな?」



「当たり前でしょ!」


「……でも」



「恋に傷ついたときは、私たちが由乃を慰めてあげる。心の痛みを取り除いてあげる」


「だから由乃ちゃんは、思う存分、黒岩くんを好きでいてね」



「茜ちゃん……友梨佳ちゃん……」


「もう、由乃は泣き虫だなぁ」


「二人だって泣いてるでしょ」


「うちらは、見えない友情の赤い糸で結ばれてるからね。もらい泣きしちゃうに決まってるじゃん。アハハ~」