私を助けようと一人で立ち向かったら、今度は自分がいじめのターゲットになるかもしれない。
全員から無視されるかもしれない。
人間の心は弱い。
高校という檻の中で、生徒という群れに混ざっての生活。
友達に嫌われないように、いじめられないように高校生活を送りたい。
そう思ってしまうのは、しょうがないことだと思う。
でも……
やっぱり耐えられないよ……
無視されるのは……辛すぎだから……
「私も反省したの。私の恋を応援してくれた由乃ちゃんのことを、傷つけてしまったんだって。本当にごめんさない」
私は涙を袖で拭いながら、顔を上げてみた。
友梨佳ちゃんの瞳から、大粒の涙がボロボロとこぼれている。
茜ちゃんは私の肩をポンポンと叩くと、「友梨佳はね、私と一緒に戦ってくれたんだよ」と微笑んだ。



