沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません


「騒ぎに駆けつけた先生が、みんなに言ってたよ。嘘のうわさを流した人はもちろん悪い。でも、一緒になって無視をした人も、その子を傷つけているって」


「……」


「あんなに私と仲良くしてくれてたのに、なんであの子まで私を無視するんだろう? 私を助けてくれないんだろう? そう思って辛くて辛くてたまらなくなるんだって。でも傍観者は、その子の心を傷つけていないと思ってる。だって私は、何も酷いことを言ってないから。ただその場の空気に合わせてただけだから。みんなも無視してるしって」



確かにそうかもしれない。


直接、夏希ちゃんに酷いことを言われたことも辛かった。


でももっと辛かったのは、先週まで「由乃ちゃん、由乃ちゃん」って笑顔を向けてくれていた友達も、私を無視してきたこと。


みんなが私に「由乃ちゃんって、優しいね」「一緒にいると元気もらえる」って言ってくれたあの言葉も、嘘だったの?って聞きたくて。


聞く勇気なんてなくて。


私の悪かったところがどこなのか教えて欲しくて……



でも、私を無視するみんなの気持ちもわかるんだ。