僕はY町というとこに住んでいた。狭い路地の両側に家が立ち並んでいた。一回建ての借家に住んでいた。ある日その借家の玄関で、引き戸を開け、外を見ていた。家家が立ち並ぶ向こうにある木を見ていた。そしたら、その木がこちらに向かってきた。僕は引き戸をしめた。