「千紗 出店回ろ〜」

「うん!」



昼が過ぎ、休憩タイムをもらった私は
友達とお昼ご飯を食べに出店を回ることに。



「お腹空いちゃった〜」

「ね〜 どこ行こっか」



他クラスが出してる出店で昼食を取ろうとしたけど、



「ごめん千紗〜…彼氏ちょうど今門前に着いたみたい」

「え!だったら早く行ってあげないと!!人多いし見失っちゃうよ!!」

「ほんっとごめん」

「全然いいって!!ほら早く早く!」



そう言って、友達は彼氏(大学生らしい)の元に行ってしまった。



(幸せそうだな〜)



ずっとソワソワしていたもんね。


思わず笑みが溢れてしまう。



けど、

友達がいなくなって私はポツンと1人に。


寂しいけど仕方がないな。