「……また来てたのかよ」

「だって今日は華金だよ?こんな日こそ夜更かしして漫画を読むのが幸せなんじゃない」

「それは分かるけどさー…」

「けど、なに?」

「…………………」



佑斗は濡れた髪をタオルでワシャワシャと擦り、私に背を向けて、ベッドを背もたれに座った。


今完全になにか言いたそうだったな。


まあいっかと、また漫画に視線を移した時



「あっ ズルい。私も飲みたい!」



隣からプシュッ!と炭酸飲料の蓋を開けた音がして私はベッドから身体を起こした。



「ちょっとちょうだい」

「…………ん。」

「やった!」



口をつけてゴクゴクと飲むと爽やかな刺激が喉を潤す。

炭酸やっぱり美味し〜!