「買い食いは俺の前だけにしときなよ」

「え、なんで?」

「なんでも。」



佑斗はたまーに、こんな感じでよく分からない発言をすることがある。


買い食いは行儀悪いとでも思ってるのかも。



「言われなくても佑斗の前でしかしませんよ〜」



幼馴染の佑斗にだけ素の私が見せられるんだから。



少し拗ねて佑斗の1歩前を歩く私。


佑斗が食べた跡から少しずつ溶け始めてくアイス。


それに気づいた私は急いでその部分を口にした。


うん。やっぱり美味しい!
寒い日のアイス最高〜!










「(他の男とも…間接キス、やりかねないし。)」