シャロンに指定された場所へ行く

講習を受けさせられる

剣と魔法とメインに身体機能の確認らしい

学生時代は本気を出してはいけないと教育係の女に言われて適当にやっていた

本気というとかっこ悪い気がする

思いっきり・・・やりたいようにやってみていいのだろうか?

そんなことを思いながら講習を受けたら

案の定、怒られた。

やりすぎだと

彼女の言っていた意味が分かった気がする

コントロールできない力を表にだすものではないな・・・と

剣は折れるし魔法は暴走するし

私が思っていた以上に世の中にあるものは「もろい」らしい

魔法で剣にコーティングを施してたたきつければ、大概の物は切れる

それが普通だと思っていたし

体も魔法で補助しながら動かせばそれなりに・・・まぁ、あの人の魔法の使い方が普通ではなかった

それだけの事かもしれない

魔力が果てるまで使い切ったらどうなるのか、試してみたい気がする

破壊する以上に自分も壊れるかもしれないな・・・

初日に怒られて残りの数日はいられたレベルでコントロールしながら講習を受けた

自由になったのかと思ったのに奇妙なストレスを感じた。

シャロンはどの程度のレベルなのだろう?

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シャロン「あなたには私の仕事を手伝って欲しいの」

ロビン「はい」

シャロン「私の代理というか共犯者になるつもりでいて」

意味がわからなかったが同意するほかにないだろう

私たちのいるのは大きな島国で・・・大陸はどこから大陸かは知らない

いくつかの国が混在している

中央にある国は中立国として島を統治している

私たちはその国の南側の町にいる

シャロンの仕事は「国の仕事で島を回る」ことだそうだ

仕事内容はあいまいなものが多い

他国のスパイだったり暗殺だったり

ちょっとした面倒事を処理したり

遺跡の探索、魔導兵器の回収とか

そんなものが本当になるのか?と思いながら

彼女が連れて歩けるのは囚人か奴隷らしい

「使い捨ての駒」ということ

私もそなのだろう

ただ、奴隷の印や魔法はかけられていない

なぜだろう?そんなことを思う。

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冒険者のギルドというかたまり場に2人で行ったことがある

この町ではまともな冒険者はいないらしい

そこにいたのは元冒険者で昔話をしながら昼間から酒を飲んでいる

年配の人達だけ

いちおう受付のおばさんに募集の広告を頼んだけれど

たぶん誰もいないだろう・・・

一般人を使い捨ての駒にするのは問題があるのかもしれないけれど・・・

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2人で囚人に合いに出かけた

彼女がリストアップしていた人から話を聞く

4人ともグレーというよりはブラックだと思った

聞いていて1人だけまともなことを言っていたような気がしたけれど

容疑がかかるくらいだから、たぶんダメなんだろう

見た目は30歳くらい・・・まぁ、わりとキレイな見た目だと思う

髪と髭を整えれば

彼を連れだす手続きをとる

私が反対すると

シャロン「そう?大丈夫だとおもうけれど・・・」

そんな返事が返ってきた

シャロン「今日はここに2人で泊まってくれる?」

宿を取ったらしい

彼女の部屋では3人は無理だからだろう

シャロン「なにかされたら、好きに対処していいから」

だそうだ

部屋でいきなり襲われる

後ろから腕をつかまれて振り向かされる

ワイシャツの前を引きちぎるように破られる

ボタンが飛ぶ

その瞬間、自分の中の何かが切れたような気がした

気が付いた時には男は床に転がっていた

男は呻きながら謝っている

もう遅い

いいムードならしてもいいかと思っていたけれど

しかも弱い

・・・まぁ、いいや

檻に戻すか奴隷のように働くか選ばせることにした

名前は何だったか・・・

ロビン「何だっけ?名前」

男「・・・キースです」

名前と見た目はまあまあなんだけど・・・

ロビン「どうする?檻に戻る?」

キース「なんでもしますから・・・」

ロビン「・・・そう」

ベッドに入って寝た。

次の日、シャロンが迎えに来る

シャロン「何かあった?」

ロビン「なにも」

シャロン「そう・・・シャツを買いにいかないといけないみたいね」

ロビン「すいません、不注意で」

シャロン「いけど」

キースを見る

なんとなく状況を察したらしい

服を買いに行く

服のイメージは現代の服に少しサイバーパンクを足したイメージをしてもらえばいいだろうか

ガチャガチャしてるのはついていないけれど少し飾りがある

キースの髪と髭を整えてもらう

かなりキレイに仕上がった気がする

よくも悪くもイケおやじ的な感じにはなるけれど

もう召使的な扱いでしかない

冒険者としての実績はそれなりにあったらしいが酒癖が悪くて・・・だそうだ

私と飲んでも楽しくは飲めない・・・というか酔えないだろうな・・・

シャロン「で?昨日は」

ロビン「向こうが動けなくなるまで」

シャロン「あらら」

ロビン「叩きのめした」

シャロン「・・・そう」

簡単に説明する

ロビン「たぶん、服従すると思いますけど」

シャロン「まぁ・・・いっかな・・・」

いいんだ・・・思った以上に適当なのかもしれない

そのあと3人で食事に出かける

キースが話好きだったらしく飲みながらいろいろと話していたが

何を話していたかは覚えていない

また宿に2人で泊まる

囚人の監視役らしい

翌日、他の街で仕事ができたと言って旅の支度を始める

荷物と武器をそろえる

囚人だった人間は魔法のロックのかかった鞘つきの武器か刃のない武器に限られるらしい

魔法使いはどうするのだろう?そんなことを考えていたら

魔法のロックをする首輪があるとか

私はレイピアを買ってもらう

キースは元々槍を使っていたらしい

長いロッドを選ぶ

武器をもって戦ったら多少は戦力になるのだろうか?

まぁ、どうでもいいか・・・

翌日汽車に乗って移動する

汽車の中で仕事の内容の説明を受ける

どうやら賊・・・泥棒の調査らしい

確かになんでもやらされるようだ・・・