さすがに一人で賞金稼ぎはリスクが大きい

しょうがないので飲み屋でバイトを始めた

こんなことなら赤い髪を切らないほうがよかったかもしれない

ふ と、そんなことを思う

女性という性を使った方が楽な時もある

2、3日で仕事はなんとなく・・・注文を聞いて運ぶ

あとは掃除とか皿洗い・・・

こんなはずじゃなかったと思いながら

昔、調査員の試験を受けたが受からなかった

落ちた理由は能力なのか性格なのか・・・教えてくれればいいのに

今日は客がすくない

5人連れの客がテーブルを埋める

男性が2人、女性が3人

たぶん調査員か冒険者だろう

そのあとに4人男女2人づつの客がはいる

こちらも旅人っぽい

その2組は知り合いだったらしく途中から一緒に食事をしながら飲んでいた

他に客が入ってくることはく、料理と飲み物を運ぶと暇になった

カウンター横で聞き耳をたててみた

5人連れのリーダーは女性のようだ・・・酔って4人組の女性と話しをしている

人数的にどうだろうか?4人連れの方に聞いてみるか?

エルフと鬼ではなく男性に話しかけてみた

旅の途中でお金が無くなったことを説明する

なかなかいい男だった・・・好みかもしれない、対応も紳士だった

ただ、今のところメンバーを追加する予定はないと断られた

酔った女性が「ごめんね~」と心なく謝っている

一緒に飲んでいた女性が首をかしげてこちらを見ている

目が合う

アリシア「ご一緒できないですよね・・・?」

シャロン「ん・・・君・・・男?」

アリシア「は?・・・あぁ、いや・・・」 (あ・・・そういえば・・・酔ってるんだろうな・・・)

シャロン「何ができる?」

アリシア「剣と魔法が使えます・・・」 (男の方がいいのか?・・・名乗らないほうがいいか?)

シャロン「・・・考えてもいい?」

アリシア「お願いします」 (声でわかるだろうから・・・いいかな)

考えてくれる・・・のだろうか

まぁ、メンバーと相談するのかもしれない

他のメンバーには笑顔で返しておいた

女性2人は会話にもどっている

ソアラ「悪いね、彼女酔っているから」

アリシア「そうみたいですね、すいません急に変な話を持ち掛けて」

ソアラ「俺たちは構わない・・・けど、あまり期待しないほうがいいかも」

女性の方を見て苦笑いを浮かべる

確かに期待しないほうがよさそうだ

他の客が入ってきたので頭を下げて仕事に戻る

少しして2組の客は酔っぱらいを連れて帰っていった

その後の客の態度が悪かった

2人組で悪態をついてしまいには金は払えないとか言い出した

店の主人は相手にしなくていいと言っていたが

店を出たあとに少しだけお話をした

私のストレス解消に付き合ってもらうことにした

それにしても弱い

武器も魔法も必要なかった

有り金を渡されたので終わりにした

意外ともっていた・・・最初から払えばいいのに

私の見た目がいけないのだろうか?

店にもどって食事代を店に入れる

それでも手元には少し残った

仕事を変えないといけないかな・・・と思っていたら、店主の感謝された

住み込みで働かせてもらっているので助かる

店の片付けを終えてまかないを食べて部屋に戻る

あの酔っ払いは連れて行ってくれるだろうか?

それにしてもあの4人組の男性・・・すてきだったな・・・

ベッドに転がってショーツの上からあそこをなでる

久しぶりにそんな気分になった