ある日白い花の真ん中で座ってる美しい白いドレスを着た美女がいました。

それは、とても美人でまるで……〝花の妖精〟みたいなお人。

周りには、水色の小鳥が数匹。

美しい笑顔を人差し指に乗った小鳥さんに微笑んだ。

そこに、白馬(はくば)に乗った王子様が美女の元へ近寄った。

「姫君私とご一緒にどうですか?」

「あら、カッコイイお人ですね。どうかなさいましたか?」

話しが噛み合ってない。

すると手に乗っていた小鳥さんが美女の元から羽ばたいて王子様の方に乗った。

すると、王子様は驚く。

そう、王子様は動物と話しが出来る特殊な耳をお持ちだったのです。

その小鳥さんがお告げしたことは

〝花の姫は少々男性を嫌っておりまして、わざと話を逸らしているのです〟と。

王子様が、小鳥さんに言う。

「なぜ、男性を嫌うのです?何かあったのですか」

小鳥さんは、言う。

〝私からは言いづらいのですが、姫様は……〟

王子様は、察した。

「僕に任せて?」


王子様は、美女に手を差し伸べた。


「姫様、お手を」

「?」

美女は、王子様の手を取った。

「!……お優しいお方ですね」

美女がその場に立つと顔を歪めた。

そう美女は足を痛めて居たのです。

王子様は、美女の異変に気がついたのでしょう。

王子様は、美女をお姫様抱っこをして馬に優しく座らせて王子様は、その後ろに座る。

「さぁ、行きますよ」

「どこに」

「僕の御屋敷です。振動で痛いかも知れません。少し目を閉じてて貰えませんか?」

「こう……ですか」

美女は、王子様に言われた通りに目を閉じた。

あら不思議、美女の痛かった足は嘘みたいに痛くありません。

「目を開けて」

「……痛くないです。……ありがとうございます!」

「少し走りますね」


馬を走らせて、お城に着く。

「ここです」

「大きい御屋敷ですこと」

王子様は、先に降り美女を優しくおろした。

「さぁ、行きましょう」


王子様と美女は、白い御屋敷に歩いて行った。


☆。.:*・゜


御屋敷の中。

そこに広がっていたのは綺麗な花畑。

美女は、驚く。

「自由空間になっております。自由に形空間を変えられるんです」

「貴方は、何者なの?魔法使いか何か?」

「いいえ、違います。僕は姫の運命のお人です。ですから、僕は魔法使いもなれますし、助けることも出来るのです。痛かった足を治すこともね」

「そうなのですね。薄々そう思っていました。ですが、私は……」

「その先は言わないで。僕だけを見て」

「……」

「僕は、貴方の嫌なことは決して致しません。ここに____誓います」

王子様は、真面目で真剣な目を美女に向けた。

その時、花吹雪が宙を舞った。

この合図は_____


〝嘘をついていない証拠でもあり、本当の運命の人〟


王子様と美女は、頬を赤らめた。


王子様は、美女の目の前で膝を着く、手をかざす。

「僕と結婚してください」

「喜んで🍀」

王子様は、美女の手の甲にキスを落とした。



めでたしめでたし








2人は、お幸せな時間を過ごしましたとさ。




私もいずれかは運命の人と結婚したいですね🔯