王太子の執務室。
 広い空間。机に王太子が座っている。向かいになぎさ。
 「すまない。こんなことになって」
 と、王太子。
 「なんといったらいいのか」
 王太子。
 「なんとかしようとしたが、結局こんな結果になってしまった」
 なぎさはうつむいている。
 「スサノオ様は大変お優しい方だと聞いている」
 「・・・・・・」