誕生日から数日後、リカの容態が悪化したと聞いて、病院に駆けつけた。



「お姉ちゃ...?」

「リカ!リカ!!」

「イツくんと、ミツくん...は?」



っ...

イツくんとミツくんは、道が雪で埋め尽くされて、行けないと言っていた。

私が黙ったのを見て、リカは察したらしく

「そっか...」

と言った。



「イツくんもミツくんもホントは...」

「わかってるよリア姉ちゃん」

「ごめんね」

「なんでリア姉ちゃんが謝るの?
仕方ないよこの雪だも...ゴホッゴホッ」

「リカ!?」

「だい、じょ...ぶだよ」



咳き込むリカ。

ああ、まただ。

リカが苦しんでるのに私はなにも出来ない。