...プルルル
メッセージを送って1分もしないうちに
海斗から電話がかかってきた。
声を聞くと自分の意思が揺らぎそうで出なかった
《今すぐすずの声を聞きたい》
私だって海斗の声聞きたいよ...
けど...
《私は聞きたくない》
嘘をついた
...プルルル
また電話がかかってきた。
もうやめてよ。
《心配しないで、っていうなら声を聞かせて》
...プルルル
「はい」
『すず今どこにいるの?』
「言わない」
『体調は?背中の痛みは?』
「言わない」
『すず。』
「私のことなんか心配しないで仕事戻りなよ。もう関わらないし迷惑かけないからさ。」
『直接話したい。どこにいる?』
私の話は聞いてくれない。
埒が開かない。
電話を切った。
聞きたいことたくさんあったけど
声聞くとやっぱり心が揺らぎそうで怖かった。
今動けるうちにと
ホテルから近くのドラッグストアに痛み止めを買いにきた。
本当は処方してもらった薬がいいけど
出してくれるはずがない



