リュアンはリルルの変化に気づいていたが、でも今は彼の方から口を差し挟むことはせず黙って見ているしかなかった。厳かな口調のままリルルは語り続ける。
(でも……なんだか悲しかったんだ。ボク、皆が大好きだったから……誰かが苦しむんじゃなくて、ラケルも団長もセシリーも、皆で一緒に幸せになって欲しかった。そんな方法があったら、よかったのに……)
「こんな……僕なんかの……ために。どうして……どうしてお前は僕を助けたんだ! 幼い頃お前に助けられたことも忘れてた、こんな恩知らずの、奴を……」
ラケルが抱き締めると、リルルは昔を思い返すように言う。
(懐かしいね。セシリーを探してたけど、魔力が封じられてたのか見つからなくて……その時大きな魔力を感じてオマエと出会った。丁度力を使い果たしてたから、お前の傍にいれば、魔力を分けてもらえるかなって……。精霊は、定期的に女神に魔力を与えられなければやがて消えてしまう。こうして、僕がここにいられたのも、お前が大きな力を持っていたおかげなんだよ……)
「そんなの、答えになってない!」
(でも……なんだか悲しかったんだ。ボク、皆が大好きだったから……誰かが苦しむんじゃなくて、ラケルも団長もセシリーも、皆で一緒に幸せになって欲しかった。そんな方法があったら、よかったのに……)
「こんな……僕なんかの……ために。どうして……どうしてお前は僕を助けたんだ! 幼い頃お前に助けられたことも忘れてた、こんな恩知らずの、奴を……」
ラケルが抱き締めると、リルルは昔を思い返すように言う。
(懐かしいね。セシリーを探してたけど、魔力が封じられてたのか見つからなくて……その時大きな魔力を感じてオマエと出会った。丁度力を使い果たしてたから、お前の傍にいれば、魔力を分けてもらえるかなって……。精霊は、定期的に女神に魔力を与えられなければやがて消えてしまう。こうして、僕がここにいられたのも、お前が大きな力を持っていたおかげなんだよ……)
「そんなの、答えになってない!」



