祈りの力か、身を包む金色の光でフレアも闇を押しのけた。そんなふたりにエイラは眩しそうに目を細める。
「あらあら……これ以上引きずってしまえば、面倒なことになりそうですわね。早々に目的を達して退散いたしましょうか。けれど、いいのですかお嬢様。このままではあなただけなにもせず、みすみす仇を逃すことになりますわよ?」
(仇って……なによ)
じっと自分を見つめるエイラを、リュアンに庇われながらセシリーは彼の身体の隙間から見ていた。何かをしなければという気持ちと……彼女を痛めつけたくないという気持ちがせめいで、頭の中がどうにかなりそうだった。そんな中、エイラは挑発するように言った。
「御嬢様、お忘れではありませんか? あなたの母親を殺した魔物のこと……いやあるいは本当に、どうして亡くなったのかは知らされていないのかもしれませんわね。でしたら、教えてあげましょう。オーギュスト様たちを襲い、あなたの母サラ様の命を奪ったのは、暗黒の眷属の片割れである青い魔女。つまり、私のいわば半身とも言える存在だったのです!」
「……あなたたちが、お母様を」
「あらあら……これ以上引きずってしまえば、面倒なことになりそうですわね。早々に目的を達して退散いたしましょうか。けれど、いいのですかお嬢様。このままではあなただけなにもせず、みすみす仇を逃すことになりますわよ?」
(仇って……なによ)
じっと自分を見つめるエイラを、リュアンに庇われながらセシリーは彼の身体の隙間から見ていた。何かをしなければという気持ちと……彼女を痛めつけたくないという気持ちがせめいで、頭の中がどうにかなりそうだった。そんな中、エイラは挑発するように言った。
「御嬢様、お忘れではありませんか? あなたの母親を殺した魔物のこと……いやあるいは本当に、どうして亡くなったのかは知らされていないのかもしれませんわね。でしたら、教えてあげましょう。オーギュスト様たちを襲い、あなたの母サラ様の命を奪ったのは、暗黒の眷属の片割れである青い魔女。つまり、私のいわば半身とも言える存在だったのです!」
「……あなたたちが、お母様を」



