「もうこんな時間か……ま、今回の宣伝はこれで終わりだな」
リュアンは肩を回して言う。彼の言う通り、ここからは舞踏会の時間となるのだろう。開会の時と同じように王太子たちが奥のスペースの中央で、口上を告げる。
「皆様、お待たせいたしました……それではこれより、節刻みの舞踏を執り行います! ですが、皆様に奮ってご参加いただくために……最初の一曲は特別な参加者の方に踊っていただくことにいたしましょう!」
(へぇ……お手本にさせてもらいましょう、リュアン様)
(ああ、だが……)
何か引っかかるというようにリュアンが眉を顰め、誰だ誰だと会場がざわめく中……魔道灯の強い光が暗闇の中、ふたりの姿を丸く浮かばせる。そして……。
「ファーリスデル魔法騎士団団長、リュアン・ヴェルナー殿! そして王都に飛ぶ鳥勢いで進出した新興商会・クライスベル商会の御令嬢、セシリー・クライスベル嬢です!」
「「はああああぁぁぁぁっ!?」」
「さあさあ、おふたりとも是非とも……練習の成果を御披露くださいませ」
リュアンは肩を回して言う。彼の言う通り、ここからは舞踏会の時間となるのだろう。開会の時と同じように王太子たちが奥のスペースの中央で、口上を告げる。
「皆様、お待たせいたしました……それではこれより、節刻みの舞踏を執り行います! ですが、皆様に奮ってご参加いただくために……最初の一曲は特別な参加者の方に踊っていただくことにいたしましょう!」
(へぇ……お手本にさせてもらいましょう、リュアン様)
(ああ、だが……)
何か引っかかるというようにリュアンが眉を顰め、誰だ誰だと会場がざわめく中……魔道灯の強い光が暗闇の中、ふたりの姿を丸く浮かばせる。そして……。
「ファーリスデル魔法騎士団団長、リュアン・ヴェルナー殿! そして王都に飛ぶ鳥勢いで進出した新興商会・クライスベル商会の御令嬢、セシリー・クライスベル嬢です!」
「「はああああぁぁぁぁっ!?」」
「さあさあ、おふたりとも是非とも……練習の成果を御披露くださいませ」



