「ど、どうされたのですか父上? へ、陛下……父上が何か御不興を買うようなことでも申しましたでしょうか?」
マイルズがへらへらと頭を下げ、手を揉んだが……国王はそれには取り合う気配もなく、はっきりと指を差し告げた。
「そやつは――偽物ぞ! 兵ども、公爵を騙る者を取り押さえよ!」
(えぇっ!? 今なんて!?)
たった今はっきり国王の口から放たれた言葉なのに、耳を疑い口を開けたままになるセシリー。
そしてざわめきはしたが、さすがに王国の精鋭たちは覚悟が決まっていた……。判断素早くイーデルを取り囲む。この場で傷つけることはできないと判断したのか、槍の石突が四方から彼に突き出される――が。
「あら残念……ここまでね。もうちょっと引っ張るつもりだったのに――」
次に偽イーデルの口から響いたのは、妖艶な女性の声だった。囲んでいた兵士たちの動きが同時にぎしっと固まる。
マイルズがへらへらと頭を下げ、手を揉んだが……国王はそれには取り合う気配もなく、はっきりと指を差し告げた。
「そやつは――偽物ぞ! 兵ども、公爵を騙る者を取り押さえよ!」
(えぇっ!? 今なんて!?)
たった今はっきり国王の口から放たれた言葉なのに、耳を疑い口を開けたままになるセシリー。
そしてざわめきはしたが、さすがに王国の精鋭たちは覚悟が決まっていた……。判断素早くイーデルを取り囲む。この場で傷つけることはできないと判断したのか、槍の石突が四方から彼に突き出される――が。
「あら残念……ここまでね。もうちょっと引っ張るつもりだったのに――」
次に偽イーデルの口から響いたのは、妖艶な女性の声だった。囲んでいた兵士たちの動きが同時にぎしっと固まる。



