「こ、これは……!」
彼は鋭く会議場を見渡すと立ち上がり、さっと手を挙げた。たちまち壁際に控えていた兵たちが、列席者を取り囲む。
(な、何の手紙だったの父上!?)
(黙って見ていなさい)
この場で動揺を示さないのは、オーギュストとそしてイーデル公爵だけだ。リュアンはすぐ動けるよう腰をわずかに落とし、キースですら唇を引き結び目を吊り上げている。セシリーはすぐ隣に槍の穂先が輝くのを恐れながら、固唾を飲んで状況を見守る。
「イーデルよ……お主、数か月前から人が変わったように冷徹に周りの者ををあしらい、宮中の行事にも姿を現さぬようになったと聞いておったが……」
「ほう、まさか……その手紙に何か面白いことでも書かれていましたかな?」
国王の険しい表情にイーデル公爵が意味ありげな笑みを浮かべたまま、じりじりと後退し、マイルズは不思議そうに尋ねる。
彼は鋭く会議場を見渡すと立ち上がり、さっと手を挙げた。たちまち壁際に控えていた兵たちが、列席者を取り囲む。
(な、何の手紙だったの父上!?)
(黙って見ていなさい)
この場で動揺を示さないのは、オーギュストとそしてイーデル公爵だけだ。リュアンはすぐ動けるよう腰をわずかに落とし、キースですら唇を引き結び目を吊り上げている。セシリーはすぐ隣に槍の穂先が輝くのを恐れながら、固唾を飲んで状況を見守る。
「イーデルよ……お主、数か月前から人が変わったように冷徹に周りの者ををあしらい、宮中の行事にも姿を現さぬようになったと聞いておったが……」
「ほう、まさか……その手紙に何か面白いことでも書かれていましたかな?」
国王の険しい表情にイーデル公爵が意味ありげな笑みを浮かべたまま、じりじりと後退し、マイルズは不思議そうに尋ねる。



