「そこで、ひとついい知らせをいただいておりますの。ガレイタム王国が長年の研究により、人口魔石の開発にこぎつけていることは御存じかしら? 近年それは実用化され、彼らはそれをかなりの数量備蓄することに成功しているようです。そして、ここファーリスデルには、これがある……」
彼女は額のティアラをすっと抜くと、目の前のテーブルに置いた。その中心には大粒の、ひし形をした橙色の宝玉が嵌まっている。王太子がそれについて説明してくれた。
「言い伝えでは、この石はある日轟音と共に火を噴きながら天空から降り注いだ、隕石の中に閉じ込められていたのだという。大半が砕けたそれらの中からたまたま見つかった原石がある宝石職人の元に持ち込まれ、加工されて王家に献上されたという、いわく付きの宝玉なのだ」
「この石に不思議な力を感じ、歴代の太陽の聖女のひとりが女神に見せたところ……この石は長い間天を翔け、陽の光を大きく集めていたのだろうということです。これには今時計塔にある太陽の石に近いほどの魔力が込められていて、さすがに女神もこれは計算外だったと」
それを聞いたセシリーの顔に希望が湧き上がる。
「わぁ……じゃあ、それらを使えば再封印は可能なんですか!?」
彼女は額のティアラをすっと抜くと、目の前のテーブルに置いた。その中心には大粒の、ひし形をした橙色の宝玉が嵌まっている。王太子がそれについて説明してくれた。
「言い伝えでは、この石はある日轟音と共に火を噴きながら天空から降り注いだ、隕石の中に閉じ込められていたのだという。大半が砕けたそれらの中からたまたま見つかった原石がある宝石職人の元に持ち込まれ、加工されて王家に献上されたという、いわく付きの宝玉なのだ」
「この石に不思議な力を感じ、歴代の太陽の聖女のひとりが女神に見せたところ……この石は長い間天を翔け、陽の光を大きく集めていたのだろうということです。これには今時計塔にある太陽の石に近いほどの魔力が込められていて、さすがに女神もこれは計算外だったと」
それを聞いたセシリーの顔に希望が湧き上がる。
「わぁ……じゃあ、それらを使えば再封印は可能なんですか!?」



