「気を悪くしないで貰いたいが、この国でのリュアン殿の現状の戸籍も不利に働くやもしれん。一定以上の高位貴族には、ヴェルナー侯爵家というのがどういった家柄かは知れ渡っているはずだからな」
セシリーがきょとんとしたので、隣にいるリュアンが説明をしてくれた。
元々ヴェルナー家は、ガレイタム王国側で問題を起こし国にいられなくなった王族等の受け入れ先として立ち上げられた。ゆえに侯爵家といえど、こちら側ではよい印象を持たれていないのだ。
彼がこの騎士団の団長でいられるのも、それを覆すほどの輝かしい実績を上げたことと、名侯爵家であるエイダン家や、王太子の支援があったことが大きいのだという。
「俺が、この国に生まれていたなら……」
リュアンが強く膝を叩こうとして、セシリーがその手を止めた。
「気を落とさないで下さい……リュアン様、そんなことあなたに救われた人たちは誰ひとり気にしてませんから」
セシリーがきょとんとしたので、隣にいるリュアンが説明をしてくれた。
元々ヴェルナー家は、ガレイタム王国側で問題を起こし国にいられなくなった王族等の受け入れ先として立ち上げられた。ゆえに侯爵家といえど、こちら側ではよい印象を持たれていないのだ。
彼がこの騎士団の団長でいられるのも、それを覆すほどの輝かしい実績を上げたことと、名侯爵家であるエイダン家や、王太子の支援があったことが大きいのだという。
「俺が、この国に生まれていたなら……」
リュアンが強く膝を叩こうとして、セシリーがその手を止めた。
「気を落とさないで下さい……リュアン様、そんなことあなたに救われた人たちは誰ひとり気にしてませんから」



