「セシリー、お前の気持ちも考えず強引に拘束して済まなかったな。……今回、お前がラナと会わせてくれなければ、オレは離宮から去ってゆくふたりを引き留められず、誰ひとり救えなかった自責で孤立を選んだだろう。それでは、仮に王位を継いでいたとしても、ろくな者にはなれまい。だが、今なら自信を持って言える。王として、必ずや皆が笑顔で生きられる国にしてみせるとな」
セシリーもその笑顔を見て確信した。彼ならば、きっとラナとの約束を守り、どれだけこの先辛いことがあっても、皆を連れて進み続けられるはずだと。
「ええ……おふたりが隣にいればきっと大丈夫です! それに、なにかあればリュアン様だって駆けつけますよね?」
「あのな……俺たちは自分の国のことで手一杯なんだよ。そうそう兄上の手伝いなんてしてられるか」
「まったく、本当に態度が大きくなりおって……セシリーに今度お前の小さな頃の話でも教えてやるか」
「はぁ!? そんな事しやがったら、今度こそ本気で兄弟の縁を切ってやるからな! 今度のことで……うちの団の参謀役にもさんざん借りを作って、どれだけ小言を言われたと思ってる! なあラケル」
にやにやと上から見下ろすジェラルドに抵抗するようにリュアンは、ラケルに同意を求めたが、相槌は帰らなかった。
セシリーもその笑顔を見て確信した。彼ならば、きっとラナとの約束を守り、どれだけこの先辛いことがあっても、皆を連れて進み続けられるはずだと。
「ええ……おふたりが隣にいればきっと大丈夫です! それに、なにかあればリュアン様だって駆けつけますよね?」
「あのな……俺たちは自分の国のことで手一杯なんだよ。そうそう兄上の手伝いなんてしてられるか」
「まったく、本当に態度が大きくなりおって……セシリーに今度お前の小さな頃の話でも教えてやるか」
「はぁ!? そんな事しやがったら、今度こそ本気で兄弟の縁を切ってやるからな! 今度のことで……うちの団の参謀役にもさんざん借りを作って、どれだけ小言を言われたと思ってる! なあラケル」
にやにやと上から見下ろすジェラルドに抵抗するようにリュアンは、ラケルに同意を求めたが、相槌は帰らなかった。



