「隅に置けないね。わざわざ戻って来るなんて……セシリーちゃんのこと、そんなに大事だった?」
「……うん。あの時のお前と同じくらい、かもな」
「言うようになったじゃない……って私の口から言うのも何様なんだって感じだけど。でも、嬉しさ半分、悔しさ半分、かな……。私、ゼル様も、レイも同じくらい好きだった。何度考えても答えが出ないくらいに……」
「うん……兄上は格好よくて、皆の憧れだったからな」
「……ゼル様と仲直りしてね。そろそろ大人になりなさいよ……でないとセシリーちゃんに器の小さい男だって振られちゃうんだから」
「まあ、おいおい……」
「手を、握ってくれる?」
頬を掻いて目を逸らしたリュアンにラナは喉を鳴らすと、言われた通りに差し出された手を嬉しそうに握り返した。
「強い人の手になったね。出会った頃は同じくらいの大きさで、女の子みたいだったのに」
「剣を覚えた。でも……魔法も、お前から教わった細工も忘れてないよ。大したものは、まだ作れていないけど、今お前の頭にあるそれは壊れたのを俺が直したんだ」
「ふふ、なるほどね」
「それに、向こうの国でいっぱい仲間ができた……。お前があの時、ああ言ってくれたおかげだ」
「……うん。あの時のお前と同じくらい、かもな」
「言うようになったじゃない……って私の口から言うのも何様なんだって感じだけど。でも、嬉しさ半分、悔しさ半分、かな……。私、ゼル様も、レイも同じくらい好きだった。何度考えても答えが出ないくらいに……」
「うん……兄上は格好よくて、皆の憧れだったからな」
「……ゼル様と仲直りしてね。そろそろ大人になりなさいよ……でないとセシリーちゃんに器の小さい男だって振られちゃうんだから」
「まあ、おいおい……」
「手を、握ってくれる?」
頬を掻いて目を逸らしたリュアンにラナは喉を鳴らすと、言われた通りに差し出された手を嬉しそうに握り返した。
「強い人の手になったね。出会った頃は同じくらいの大きさで、女の子みたいだったのに」
「剣を覚えた。でも……魔法も、お前から教わった細工も忘れてないよ。大したものは、まだ作れていないけど、今お前の頭にあるそれは壊れたのを俺が直したんだ」
「ふふ、なるほどね」
「それに、向こうの国でいっぱい仲間ができた……。お前があの時、ああ言ってくれたおかげだ」



